『人を動かす』を読むきっかけ
美容師をやっていて、お客さんとより良い関係を続けていきたいと思い、この本を選びました。
単なる「人との付き合いのテクニック」ではなく、
「人とは、本質的にどう付き合った方がいいのか?」
そこが気になったからです。
正直、読んだ内容をすべて覚えているわけではありません。
今回は、その中でも特に心に残った原則について書いてみます。
今回読んだ本はこちらです。
心に残った原則①「批判も非難もしない、苦情も言わない」
人は非難されたり、ネガティブなことを言われたりすると、まず心を閉ざしてしまいますよね。
そう考えると、相手を否定するようなことは、できるだけ言わないに越したことはありません。
ただ、実際に仕事をしていると、批判的な考えが浮かぶこともあります。
そんなときは、
「あれ?今、批判的な考えが浮かんでるわ」
と、一度気づく。
そして、
「リンカーンも我慢していた。自分も一度こらえてみよう」
と考えるようになりました。
何か改善点を伝える必要がある場合も、ただ否定するのではなく、どう伝えれば相手に届くのかを考える。
これだけでも、人との関わり方は変わってくる気がします。
心に残った原則②「相手に誠実な関心を寄せる」
僕はこの原則を読んで、「相手の脳みその中を想像する」という感覚が一番近いと思いました。
自分が言いたいことではなく、この人は今、何を話したいんだろう?
この人は何を考えているんだろう?
そんなふうに、相手の頭の中を少し想像してみる。
僕は、どうしても自分の言いたいことを話してしまいがちです。
そこで、
「自分が言いたいことではなく、この人は今、何を話したいんだろう?」
と考えてみる。
つまり、相手の頭の中を少し想像してみる。
これが意外と面白いんです。
美容師は、手を動かしながら、限られた時間の中でお客さんと接します。
だから、接客だけに集中するのも簡単ではありません。
でも、自分の手元だけではなく、
「今、この人は何を考えているんだろう?」
と相手の頭の中を考えるようになると、勝手にいろいろな想像が膨らんできます。
「もしかしたら、こういうことを気にしているのかな?」
「じゃあ、こうした方がいいかな?」
そんなふうに考えていると、だんだん楽しくなってきました。
心に残った原則③「相手の立場を考える」
この原則を知るまでは、
「自分はどう見られているんだろう?」 「自分はどうしたらいいんだろう?」
と、自分中心に考えていたように思います。
でも、よく考えてみれば、美容師という仕事は相手がいるからできる仕事です。
お客さんが、
「どうしたいのか?」
「どうなりたいのか?」
「今、どんな気持ちなのか?」
まず相手のことから考えることが、とても大切なんだと思いました。
そう考えると、
「こうした方がいいかな?」
「これってどうだろう?」
と、いろいろな考えが浮かんできます。
しかも、
「自分がどう見られるか」ではなく、「相手を喜ばせたい」
というところから考え始めると、仕事そのものが楽しく感じられます。
美容師を20年以上やってきて、以前にもそう感じたことはあったと思います。
でも、ずっと仕事をしていると、そういう大切なことを忘れてしまうこともある。
このタイミングで再確認できたのは、とてもラッキーでした。
この本を読んで感じたこと。「すべては相手のことから考える」
今回この本を読んで、一番衝撃だったのが、
この本の内容は、突き詰めると「相手のことを考える」ということなんじゃないか
と感じたことです。
だからこそ、とても難しい。
なぜなら、人はどうしても自分のことを中心に考えてしまうからです。
常に相手中心でいる必要はないと思います。
僕自身も、そんなことはできません。
だからこそ、
「相手のことを考える時間を意識的につくる」
ことから始めています。
5月からつけている手帳
僕は5月から手帳をつけています。
毎朝、電車の中で、その日の目標を一言書いていました。
この本を読む前は、
「笑顔」 「落ち着いて仕事をする」
など、自分自身がどう見られるか、どう振る舞うかに注力していました。
でも、『人を動かす』を読んでからは、
「相手の気持ちを考える」
ということを意識するようになりました。
「こうしなきゃ」と自分を縛るような感覚から、少し解放された気がしています。
まとめ
今回、『人を動かす』を読んでみて、また新しい視点から仕事ができそうだと感じています。
この本に書かれていることは、考えてみれば当たり前のことなのかもしれません。
でも、当たり前だからこそ、実践するのが難しい。
そして、20年以上美容師をやってきた自分でも、忘れてしまっていたことがありました。
だからこそ、今回この本を読めたことに意味があったと思います。
今回紹介した原則以外にも、これから仕事をしていて人間関係で悩むことがあったら、また読み返したいと思います。
『人を動かす』は、一回読んで終わる本ではなく、
何度も読み返しながら、自分の仕事や人との関わり方を考えていく本。
僕にとって、そんな一冊になりました。
