『ほんとうの日本経済』を読んで
私がこの本を読もうと思ったきっかけは、
「なぜ自分の給料はなかなか上がらないんだろう?」
と疑問に思ったことでした。
私は雇われの美容師なので、自分の給料が上がるかどうかを考えても、自分だけではどうにもできない部分があります。
では、日本全体では今、何が起こっているのか?
そんな疑問から、『ほんとうの日本経済』を読み始めました。
人口が減少する日本で起きていること
この本では、人口減少する日本で、これからどのような変化が起こっていくのかが書かれています。
日本では人口が減少し、それによって人手不足が起きています。
その人手不足を解消するために、
- 賃金を上げる
- デジタル化・省人化を進める
- 少ない人数でも仕事を回せるようにする
といった動きが進んでいます。
実際に、スポットで働く人や短時間労働者の需要が増え、時給も上がってきています。
雇用されて働く人全体でも、少しずつ賃金は上がってきているようです。
それでも、私は「給料が上がった」という実感をあまり持てませんでした
なぜ賃金が上がっても、実感しにくいのか?
ここが本を読んでいて特に気になったところです。
企業が賃金を上げるためには、それだけの原資が必要です。
一方で、材料費や光熱費、社会保険料など、企業が負担するコストも上がっています。
賃金を上げたい。
でも、必要経費も増えている。
このバランスを取ることが、これからの企業にはより重要になってくるのではないかと思いました。
また、大企業などが賃上げやデジタル化・省人化に投資することで生産性を高め、それが経済全体を通じて、私たちのようなサービス業にも巡ってくる。
そんな流れについて考えるきっかけにもなりました。
これからは「人だからできるサービス」の価値が上がる?
人口が減少していく日本では、これからさらに省人化やデジタル化が進んでいくのではないでしょうか。
そうなると、逆に人にしかできないサービスの価値が高まるのではないかと感じました。
ここは、美容師にも強みがある部分だと思います。
髪を切るだけなら、将来的には機械やAIによって効率化できる部分も出てくるかもしれません。
でも、
「この人に切ってもらいたい」
「自分の好みを分かってくれる」
「話していると安心する」
といった、人と人との関係まで完全に置き換えるのは難しいと思います。
人口減少や省人化が進むからこそ、一人ひとりのお客さんに提供するサービスの価値が、これまで以上に重要になるのではないか。
この本を読んで、そんなことを考えるようになりました。
これから先を考えると、不安もある
僕自身、これからも美容師という仕事は続けていきたいと思っています。
美容師としての技術を磨き、来てくれる一人ひとりのお客さんに向き合う。
「またこの人にお願いしたい」
と思ってもらえるように、自分の価値を高めていくことは、これからも大切だと思っています。
ただ、正直に言うと、美容師という仕事をこれから先も続けていくことに、不安がまったくないわけではありません。
人口が減っていくこと。
お客さんの数が今後どうなっていくのか。
物価が上がっても、自分の給料はどうなるのか。
考え始めると、不安なこともたくさんあります。
だからこそ僕は、美容師という仕事を頑張ることと同時に、仕事以外のことも積極的に学んでいきたいと思っています。
経済のこと。
お金のこと。
投資のこと。
そして、自分が学んだことを発信するブログ。
仕事以外のことを知ることで、すぐに収入が増えるわけではありません。
でも、何も知らないよりは、これから先に何か選択をするとき、少しでも自分にとってより良い選択ができるようになると思っています。
正直に言うと、ときどき自分自身に問いかけることもあります。
「美容師の仕事から逃げて、別のことに目を向けているだけじゃないのか?」
美容師の仕事をもっと突き詰めれば、まだできることはたくさんあると思います。
もっと技術を磨くこと。
接客を磨くこと。
お客さんに選んでもらえる美容師になること。
本当に美容師としてやれることをやり切っているのか。
そんなふうに思うこともあります。
でも、今の自分は、美容師以外のことを学ぶことが、美容師から逃げることだとは思っていません。
むしろ、美容師という仕事をこれからも続けていきたいからこそ、仕事以外のことも知っておきたい。
一つの仕事や一つの収入だけに頼るのではなく、自分で考え、選択できる力を少しでも身につけておきたい。
そのために、今は美容師の仕事を続けながら、ブログで情報を発信し、NISAやiDeCoを活用して少しずつ資産を積み上げていきたいと思っています。
これが正解なのかは、正直まだ分かりません。
ただ、不安だから何もしないよりも、自分にできることを少しずつ増やしていく。
今の僕にとっては、それがこれからの変化に向き合う一つの方法なのだと思っています。
まとめ
今回は、「なぜ自分の賃金はなかなか上がらないのか?」という疑問から、『ほんとうの日本経済』を読むことになりました。
正直に言うと、まだ本の内容をすべて理解できたわけではありません。
それでも、この本を読んだことで、今の日本でどのような変化が起きていて、社会がどのように動いているのかを、少し感じ取れるようになった気がします。
この本を読んでから、ビジネス系のテレビ番組を見ると、以前とは少し違った見方をするようになりました。
デジタル化やAIを活用して、新しい価値を生み出している企業。
人手不足を解消するために、少ない人数でも仕事ができる仕組みを作ろうとしている企業。
以前なら何となく見ていたニュースやテレビ番組も、「これが今、日本で起きている変化なのか」と少しずつつながって見えるようになっています。
まだまだ分からないことばかりです。
でも、今回のように自分が興味を持ったことや、疑問に思ったことを調べていくことで、今までぼんやりしていた自分のまわりの世界が、少しずつクリアになっていく。
そんな感覚を、今回この本を読んで感じることができました。
これからも、分からないことや疑問に思ったことを、そのままにせず、一つずつ学んでいきたいと思います。
この記事を書いている僕は
美容師歴21年の現役美容師です✂️
簿記2級やFPの勉強をしながら
美容師さんのお金のことをブログで発信しています。
